精神疾患(うつ病やパニック障害)とのつきあいかた
CATEGORY:うつ(うつ病)
2013年05月10日 (Fri)
「5月病」への対策としては、ストレスをためない、
連休中は気晴らしをしよう、他人と話をしようなど、
ありふれたアドバイスがなされることが多いようです。
これらの心がけも重要ですが、もっと重要な基本は、
睡眠覚醒リズムを保った生活習慣です。
そもそも、なぜ「5月病」であり「6月病」ではないのか。
それは、日本特有の「ゴールデンウィーク」にヒントがあります。
GW(ゴールデンウィーク)が始まるまでは、緊張感もあるので、
極端な夜更かしもなるべくしないで、ある意味健全な生活を
していたはずです。
ところが、GW(ゴールデンウィーク)が始まった途端、
タガが外れたように、朝寝遅起きの夜更かし状態に陥ります。
この状態を「睡眠相後退」現象が生じるといいます。
子どもに特に多く見られる連休中の一過性の「睡眠相後退」
現象ですが、成人でも夜中にゲームやネットに没頭して
昼夜逆転していれば同じことです。
GW(ゴールデンウィーク)が終わったからと言って、
昼夜逆転「睡眠相後退」を元に戻すのはたいへんです。
年末年始や夏休みなどの長期休暇の後が辛いという経験は、
誰でもあるのではないでしょうか?
五月病にならないようにする対策としては、あたりまえの事
即ち、「決まった時刻に起きて、食事をして、睡眠を取る」
ということです。
「それができれば苦労しないよ」
という声が聞こえてきそうですが、五月病だけでなく長期休暇
などの後には、同じような症状を訴える方が増えています。
祭日が増える傾向や、連休をなるべく多くする傾向がある日本
なので、この生活習慣の基本を維持することは、とりもなおさず
五月病対策になることは言うまでも有りません。
⇒うつを改善・克服【うつ病の治療法】
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